下地処理について
こだわりの下地処理
外壁にヒビ割れがでているから不安とおっしゃられる方がたくさんおられます。これも補修してもらえるのか?とよくお尋ねいただきますが、ご安心ください。外壁塗装や屋根塗装ではしっかりとした下地補修が欠かせません。
下地処理は外壁塗装の仕上がりだけでなく、塗装の耐久性も左右する大変重要な工程です。
こちらではエフ・エス塗装のこだわりの下地処理についてご紹介します。
気になる外壁のひび割れを、エポキシ樹脂でしっかりと補修します。
外壁のひび割れ(クラック)をシーリングで補修して塗装を行った際、補修した箇所だけ色が変わっている時やひび割れ跡が残ってしまうときがあります。
一口にひび割れといっても程度や種類が異なります。
シーリングは充填する際にひび割れを広げてしまう性質があり、また奥までしっかりと充填ができず、表面的な補修にとどまってしまいます。その場合、跡が残ってしまったり、奥まで補修できていないために、再度同じような不具合が発生する可能性があります。
弊社では深いひび割れに対しては、ハンドスムーサーによるエポキシ樹脂の注入を行っています。
エポキシ樹脂は内部まで浸透していく性質があり、奥まで隙間が充填できるので今後同じような不具合が起きないよう予防にも繋がります。エポキシ樹脂は消費期限が短く、在庫がおけないため、お客様の現場ごとに仕入れを行っております。
場所や目的に合わせた最適な補修をご提案。
たとえば防水工事の通路など人通りが多いような箇所のクラック補修は柔軟性のある防水工事用のシーリング剤を使用するなど、ひび割れの状態や程度、下地や使用箇所に合わせて適切かつ根本的な補修をご提案しております。
外壁塗装の塗り替えのサイン
外壁に下記のような症状がでていたら塗り替えのサインです。普段なかなか外壁をじっくり見る機会はないかもしれませんが、時々どんな状態かをチェックすることで、雨漏りなど大きな被害を防ぐことができます。
塗り替えサインの危険度:低
色褪せ・ツヤがなくなる
外壁が色褪せてきた、ツヤがなくなってきたと感じたら、塗料が劣化しているサインです。塗料を保護している樹脂が劣化してツヤがなくなり、顔料まで影響がでてくると色あせが起こります。塗料そのものの機能が低下してきています。
外壁の汚れ
外壁は塗装された当初は汚れをはじく性質がありますが劣化してくるとその機能が衰えて汚れがつきやすくなります。雨があたりやすいところほど雨だれがつきやすくなりますが雨があたるほど劣化も早くなります。
チョーキング現象
表面の樹脂が劣化し、内部の顔料が劣化して粉化することをチョーキング現象(白亜化)と呼びます。さわるとチョークのような外壁の色の粉が手につきます。
塗り替えサインの危険度:中
コケやカビ、藻
外壁の機能が劣化して親水性や撥水性などが失われるとコケやカビが生えやすくなります。特に日の当たらない場所や湿度の多い場所に生えやすく、コケやカビが生えると保水性が高まり外壁の劣化スピードが速まります。
コーキングの劣化
サイディングの目地を埋めるコーキングは紫外線などによって劣化を起こし、ひび割れや脆くなったりして隙間ができてしまいます。雨水が入り込んで外壁の劣化や雨漏りの原因にもなるため早めに補修をしてください。
金属部分の錆
トタンやガルバリウム鋼板などの金属サイディングや、屋根の板金、鉄骨部分に錆が出て放置しているとどんどん広がってしまいます。錆が進行すると穴あきを起こして雨漏りを起こしてしまうため、錆をみつけたら早めに塗装を検討してください。
塗り替えサインの危険度:高
クラック(ひび割れ)
外壁に入るひび割れをクラックと呼びます。特に幅0.3mm以上のものを構造クラックと呼び、躯体に影響がある場合があるため早急に補修が必要です。小さなひび割れでも放置すると広がって雨漏りやカビ・藻の発生になってしまいます。
塗料の剥がれ・膨れ
塗装が剥がれてきたり、膨れてきたときには、塗料を下地に密着させる力が劣化しています。剥がれや膨れが発生すると下の外壁材や屋根材を保護することができず、雨に晒されて下地が傷んでしまい、外壁材の変形などの劣化が起こります。
外壁の変形(反りや浮き)
外壁材が反りや浮きなどの変形を起こしている場合は、生じた隙間から雨が入りこんでおり、いつ雨漏りを起こしてもおかしくありません。また壁内の建材を傷めている可能性もあるため早急に補修を依頼してください。
おすすめ塗料
エフ・エス塗装はお客様のご要望や外壁の状態や素材に合わせて塗料をご提案いたします。こちらでは弊社で普段よく使用していて実績があり、自信をもっておすすめできる塗料をご紹介いたします。
外壁塗装仕上げ塗料
一回のコストを抑え定期的に塗替えをお考えの方に
パーフェクトトップ
- メーカー
- 日本ペイント
- 塗料の種類
- アクリル樹脂ラジカル制御形塗料
- 特徴
- 紫外線による塗膜劣化対策として「ラジカル制御」により非常にすぐれた耐久性があります。
アレスダイナミックトップ
- メーカー
- 関西ペイント
- 塗料の種類
- シリコン樹脂ラジカル制御形塗料
- 特徴
- フッ素に迫る高耐候性があり、独自の塗膜形成技術により高い付着力を発揮します。
ナノコンポジットW
- メーカー
- 水谷ペイント
- 塗料の種類
- アクリルシリコン樹脂塗料
- 特徴
- ナノテクノロジーにより優れた耐候性を有し、長期にわたり、カビを寄せ付けません。藻に対しても優れた効果を発揮します。
より優れた耐久性をお求めの方に
アレスダイナミックMUKI
- メーカー
- 関西ペイント
- 塗料の種類
- 無機有機ハイブリッド塗料
- 特徴
- 「無機」の強靭さと、「有機」の柔軟性、そしてフッソレジンを配合させることで優れた耐候性を発揮します。
ナノコンポジットF
- メーカー
- 水谷ペイント
- 塗料の種類
- フッ素樹脂塗料
- 特徴
- ナノコンポジットW同等の超低汚染性を発揮し、フッ素樹脂の化学的安定性により、最高の耐候性を有します。
付帯部塗装
- ケンエースGⅡ(軒天) (日本ペイント)
- アレスダイナミックノキエ(軒天) (関西ペイント)
- アレスダイナミックトップマイルド(鉄部) (関西ペイント)
- アレスダイナミックMUKIマイルド(鉄部) (関西ペイント)
- クリーンマイルドシリコン(鉄部) (エスケー化研 )
外壁塗装の流れ
足場の架設、飛散防止ネットの設置
まずは足場を架設します。足場は高さが2メートル以上の場所で作業を行う際には設置するように定めされています。足場は職人の安全と、作業の効率化には欠かせないものです。
塗料の飛散防止のために飛散防止ネットを設置します。
高圧洗浄
次は高圧洗浄で、外壁の汚れやカビや苔、チョーキングの粉などを水圧を調整しながら洗浄していきます。この時にきれいに汚れが落ちていないと、上から新しい塗料を塗ってもきれいに付着せず、すぐにはがれてしまいます。
洗浄後には24時間~48時間あけてしっかりと塗装面を乾燥させます。カビなどの汚れが強いときにはバイオ洗浄を行います。
高圧洗浄を行う際に、玄関アプローチなどの外構部分も合わせてクリーニングします。
弊社では自動車には防水用の養生カバーをかけて水が飛散しないようにしています。
下地調整
外壁にひび割れがある場合には、エポキシ樹脂を使用して補修を行います。エポキシ樹脂は浸透力が高いため奥まで補修でき、ひび割れにピンポイントで補修できます。
下地の素材や状態に合わせて適切な材料を使用して補修を行います。
外壁塗装の後に起こる施工不良などの約8割が不十分な下地補正と言われるほど重要な工程です。
鉄部にはケレン作業を行い、錆と汚れを落とし、目荒らしといって意図的に表面に細かな傷をつけることで塗料の密着率を高めます。
養生
塗装を行わない箇所にビニールやマスキングテープ、ロールマスカーなどで保護していきます。お客様の大切な設備を塗料で汚さないためにも、そして塗装の仕上がりのためにも重要な工程です。
塗装(下塗り)
塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの三回塗りが基本です。メーカーに定めされた工数を遵守することで塗料が本来持つ機能が発揮できます。
まずは下塗りを行います。
下塗りはフィラーやシーラーという下塗り専用の塗料を使用します。下地への浸透性を高め、下地の凹凸を整えたり、仕上げ塗料との密着を高めるなど様々な機能があります。
下地の状態や仕上げ塗料によって使用する下塗り塗料が変わります。
塗装(中塗り・上塗り)
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。同じ塗料を重ね塗りすることで塗膜に厚みを出し、凹凸をなくしてきれいな塗装面を作ることができます。
塗り替えをしてすぐにはがれてしまうような場合は、中塗りを行っていない、ひどい場合には、一回しか塗らないベタ塗りをしているようなケースも見られます。塗料はメーカーに定められた塗装階数と、乾燥時間を守ることで塗料が本来持つ機能を十分に発揮することができます。
付帯部塗装
外壁塗装を行う際には、付帯部(軒天、破風板、樋、雨戸など)も一緒に塗装を行うのが一般的です。これらの付帯部も傷みがないか確認をし、必要に応じて補修を行ってから塗装をします。雨戸などの鉄部はケレンを行い、下塗りには錆止め塗料を使用します。
確認・検査、足場の解体、完工
塗装後に職人が点検と確認を行い、塗残しなどがないかどうか確認をします。そのあと施主様にもご確認いただき、問題がなければ完了となります。
最後に足場の解体と清掃を行ってお引き渡しとなります。
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