横浜市磯子区にてトタン屋根にガイナにて屋根塗装
2023/06/28
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
こちらのお客様は、近くで工事をしていた業者に「屋根が浮いている」と指摘されて不安になられたことできっかけとなり、ネットで検索されて弊社にお問合せをいただきました。
現地にうかがい、屋根診断を行ったところ、屋根が全体に経年劣化している状態でした。
大屋根のスレートの苔や棟板金にも錆などの劣化が見られ、特に下屋と離れのトタンの金属屋根の錆がかなり全体に拡がっている状態でした。
この状態の場合、できればカバー工法などの屋根リフォームを行われた方が耐久性などの点ではおすすめなのですが、お客様とご相談した結果、ご予算の関係で今回は金属屋根の屋根塗装を行ないました。
室内の暑さが気になるということで、遮熱塗料である「ガイナ」をご提案いたしました。
横浜市磯子区にてトタン屋根にガイナにて屋根塗装 工事の概要
現場住所 | 横浜市磯子区中原 |
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築年数 | 56年 |
施工内容 | 屋根塗装、戸袋の補修 |
施工箇所詳細 | 下屋、離れの屋根、戸袋 |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | ガイナ |
先日、横浜市磯子区にておこなった屋根塗装の様子をご紹介します。
施工の様子
施工前の様子
こちらが施工前の屋根の様子です。
特に下屋と離れのトタンの金属屋根の劣化が全体に見られます。
金属屋根は劣化すると錆を発生し、全体に拡がると穴あきなどの不具合を起こしてやがて雨漏りを起こしてしまいます。
トタン屋根とは? 補修方法や長持ちさせるメンテナンスについて
ケレン
全体の錆や古い塗膜をケレンで落としていきます。
錆を可能な限り落とすことで、内部での錆の発生を抑えます。
場所によってグラインダーなどの道具を用いて丁寧に落としていきます。
屋根塗装下塗り(錆止め塗装)
次に下塗りで錆止め塗料を塗装します。
錆止め塗装は、錆を発生させにくくする効果のある塗料で塗装することで、金属を水や酸素など酸化の原因となるものとシャットアウトして錆を防ぎます。
破損個所の補修
屋根には腐食が進んで破損している箇所がありました。
このように破損している箇所にそのまま塗装してしまうと、剥がれなどの施工不良の原因になってしまいます。
変性シリコンのコーキング剤を詰めた上で上からアルミの防水テープを貼って補修を行います。
中塗り・上塗り
上から仕上げ塗料を中塗り、上塗りの二回塗っていきます。
今回使用したのは、遮熱・断熱塗料の「ガイナ」。
ガイナには、ロケットの先端部に使用されている、塗るだけで断熱できるという技術が応用されています。
遮熱だけでなく断熱の効果もあり、赤外線を反射するだけでなく、入射した方向に遠赤外線を大量に放射することで低温側への熱の伝わりを防ぎます。
カラーバリエーションも52色と豊富で、幅広い色からお選びいただけます。
今回お客様はさわやかな水色を選ばれました。
水が入り込んで劣化しやすい屋根のつなぎ目の先端部には、変性シリコンのコーキング剤を充填した上で塗装をして水が入りこまないようにしています。
戸袋の補修
また、戸袋が劣化していたので、補修を行ないました。
古い枠を撤去して、新しく木材で枠を造ります。
木材で覆った上に、0.35㎜厚のガルバリウム鋼板を仕上げ材として被せて仕上げています。
ガルバリウム鋼板はトタンの3~6倍錆びにくく耐久性のある素材です。
完工
こちらが施工後の様子です。
錆びていた下屋と離れの屋根に塗装を行い、ご希望の水色でさわやかに仕上がりました。
遮熱塗料の効果には、塗装する「色」も大きなポイントとなります。
日射反射率の高い白に近い色の方が、遮熱効果は高くなります。
本工事で気をつけたポイント
限られた予算の中で出来るだけお客様のご要望を満たすご提案をさせて頂きました。
工事で改善した点・期待できる効果
かなり錆の進行した屋根を、しっかりとケレンと下地処理を行い塗装したことで、耐久性が向上しました。
水が入り込みやすい箇所にも変性シリコンのコーキング剤を充填した上で塗装しているため、できる限り雨漏りの発生を抑えています。
遮熱と断熱の効果の塗料を使用しましたので、暑さ改善が期待できます。
お伝えしたいこと
トタンはガルバリウム鋼板が普及する前に安価で耐火性のある素材として広く屋根や外壁に使用されていましたが、錆びやすいため定期的な塗装によるメンテナンスが欠かせません。
耐用年数は30年以上ありますが、錆びてしまうとあっという間に耐久性が低下してしまいます。
できれば5~10年に一度は塗装によるメンテナンスをおすすめいたします。
エフ・エス塗装では、お客様のご要望やご予算に応じた工事をご提案しております。
横浜市で外壁塗装や屋根塗装をお考えの方はエフ・エス塗装に一度ご相談ください。